春を招き入れる日。

3月16日。くもり。肌寒い日。

本日、薪の大移動。
のつもりが、大草取り大会になってしまった。
秋の終わりにとったのに、けっこう芽吹くものだ。
カタバミ、ノゲシ、ハハコグサ、キュウリグサ。
冬をじいっと堪え忍んできた草は、
小さくてもしっかり根を下ろしている。
こんなときは、フォークが頼もしい味方。
土ごと掘り返し、抜く。
冬越しの草は、今は小さくとも花芽がつく頃には、大きく強く、根も抜きにくくなる。
春分より前の草取りは、
その後に押し寄せる春の庭仕事を、
幾分かラクにしてくれると思う。

落ち葉を掃いて、立ち枯れた茎を鋏で切る。
こざっぱりすると、にわかに春の花が目立ってみえる。
バイモユリが咲き、スミレもあちこちで紫の花を増やしている。

庭に春を招き入れる。
とっくに春は訪れているのだけど、
気持ち的には、そんな作業の一日。