白い漆のうつわ。

ぬりものの花器も、白漆にしてみる。
ミルクティ色だけれど、漆では「白」なのだそう。

黒い漆の色が、かすれて見え隠れ。
思わず、花生けゴコロをそそります。

銅鑼鉢。という名のうつわ。

上下をひっくり返して、高台のあるお皿のようにも使います。
たぶん、そちらが本来の向きだと思うのだけど。
花を入れるには、鉢のような向きにして。

椿と蝋梅。
例年、何度となく生ける、新年の花ふたつ。
うつわのおかげでまた印象が変わります。

花 白玉椿 蝋梅
器 銅鑼鉢・小 赤木明登