この数年、恒例作業になりつつある。
お正月飾りのための稲藁を準備する作業。
地元の農家さんからもとめた藁から、使える部分を選別するという、
ホコリっぽくて、単調な作業だ。
これを経ないことには、「お飾り」という形は生まれない。
ならば、最初からきれいなドライフラワーの稲や、選別された藁を探せばいいのかもしれない。
それでも、この作業をすることは、
稲作から生まれる人の暮らしのさまざまな事々を、
そこから離れてしまった現代の私たちに、
お米の生まれてから終わりまでを想像させてくれるなにかがある。
じつは今年は、諸事情あって、日々花に通ってくださっている皆さんから有志を募り、お手伝いをお願いした。
北風強く吹く中、とうぜん戸外という作業なのに、
皆さんいとわず、気持ち良く手を貸してくださった。
そのはかどることはかどること。
いやいや。ありがたいことです。
みなさん、ありがとうございました!
写真は、藁作業に備えて、家に生けた花すべてをまとめてしまったところ。
戸外の作業と関係ないんですけども。
なんだか気分的にそうしてしまった。
こうすると、年末が近づいているという気がひしひししてきます。