日々花日記 冬と春のあいだで。 Posted on 2017/01/26 by hibihana 季節には切れ目がないのだ。 冬と春がスカッと入れ替わるのでなくて、いっとき同居している。 少しずつ冬の目盛りが下がって、春の目盛りが上がる、そんな感じなのだと思う。上がったり下がったり、シーソーしながら。 寒さの底。大寒...
日々花日記 黄水仙。 Posted on 2017/01/24 by hibihana あっと。出かける時間だ。 いきなりせわしい話でスミマセン。 こちらの都合はよそに、一度はずみがついた花は、どんどん咲いてしまう。 玄関で、バケツに入った水仙が、香りで存在を主張しております。 とりあえず、ざっくり入れる。...
日々花日記 ぜんまいとミモザ。 Posted on 2017/01/18 by hibihana ぴんと張り出した、おそらくウラジロの葉。 いきおいがあって、こんなの、なかなか出会えない。 たいていは、新芽がくるっと巻いた状態で、葉っぱはあまり出ていなくて。 その姿のせいか、切り花では「ぜんまい」と呼んでいる。 さて...
日々花日記 いつまでお正月 Posted on 2017/01/09 by hibihana の花にしておくか。 松がとれ、身辺動き出してお正月気分が、じょじょに消えていく。 そうして、その年の初仕入れをすると、 「あ。今年も動き出したなあ」と思う。 気分的には、お正月はおしまい。 生ける花にかんしては、ちょっと...
日々花日記 七種の日には。 Posted on 2017/01/07 by hibihana 意外と近くにあるではないか。 庭に、近所の畑に。今年からはじぶんの畑にも。 けっこう身近に存在する。 すぐ傍にあるとわかってから、 七種がゆは、自分で摘む方式になった。 食べられる菜と草を探して、家の周りをウロウロ。 今...
日々花日記 白い漆のうつわ。 Posted on 2017/01/03 by hibihana ぬりものの花器も、白漆にしてみる。 ミルクティ色だけれど、漆では「白」なのだそう。 黒い漆の色が、かすれて見え隠れ。 思わず、花生けゴコロをそそります。 銅鑼鉢。という名のうつわ。 上下をひっくり返して、高台のあるお皿の...
日々花日記 始まりの白。 Posted on 2017/01/01 by hibihana 2017年、年迎えの花は、「白」をテーマにしてみました。 白い器に生ける。 それだけのことですが、 白ほど、人の解釈の幅が広く、奥深い色もないと思うのです。 まっさらな気持ちで。 白紙に返す。 白は、ものごとの始まりにも...
日々花日記 今年のかけら。 Posted on 2016/12/30 by hibihana 器を揃えて、花を水揚げしなおして。 どれとどれを生けようか。 おせちづくりが一段落したところで、 心落ち着けて、 年迎えの花を生けます。 秋の実。リースにした小枝のはしっこ。 なんとなく、捨てられずに、お皿にのせて飾って...
日々花日記 藁の鶴。 Posted on 2016/12/27 by hibihana 鶴は千年。亀は万年。 縁起のよい動物二種。 どちらも藁で作る形があります。 こういうの、どこでいつ、誰が考え出したのでしょう。 藁でできる形は限られているのに、長さや太さを変えるだけで、 いろんな動物に見えるから不思議。...
日々花日記 つづら藤のリース。 Posted on 2016/12/25 by hibihana ずいぶん長いこと、玄関の花は、このリースに任せっぱなしでした。 12月の後半は、何かと忙しいもの。 世話いらずのリースがかかっているとなんだか安心です。 秋に採っておいたつづら藤を、ざっくりまとめて。 蔓のしなり具合にま...