時が止まる。

おおっ!葉っぱが空中に静止している! とカメラを取りに走ったら、 何のことはない。 クモの糸に引っかかっていたのでした。 一瞬、時が止まったのかと思ってしまったよ。 紅茶色とでもいおうか、アオダモの葉。 一見地味な色合い...

菊香る。

菊香る季節です。 清々しく、ちょっと苦みもある香り。 いい匂いなんだけど、 顔近づけて、思いっきり吸い込むとくしゃみ、出ます。 菊は、思うままに枝を伸ばした姿に面白みがあると思うのです。 お行儀よくないほうがいいのだ。 ...

ニシキギ。

紅葉、続きます。 今日はニシキギ。 名前に恥じない、みごとな赤に色づきます。 実がまたかわいい。 最初は、濃いえんじの殼に包まれていて、割れると中から朱色の実がのぞきます。 奥のほうにひと粒ついているのを生けました。 わ...

生け替えて、また生け替えて。

生け替えるたび、別の花と出会い、次にはまた違う花と一緒になる。 息の長い花は、その間に葉が落ちたり、花が散ったりしながら、 それじたいも姿を変えていく。 10月26日のとらの尾。 切り戻しつつ、だいぶ短くなり、葉も減った...

紅葉その2。

ややっ。もう11月だ。 わかっていながらも、ちょっとあせる。 今朝、街中を車で走ると、街路樹のカツラがだいぶ濃い黄色になっていた。 花水木は、もう赤の峠は過ぎたようで、 こんな平地でも、冬が近づいている感じがある。 今日...

がまずみの枝を

この間買った器に、はじめて花を入れる。 果物でも入れておきたいような、たっぷりした器。 広がりのある枝ものもいけそうだ。 がまずみの枝を入れる。 虫食いも多いし、ところどころ黒ずんでもいる。 しみひとつないきれいな紅葉、...

秋のとらの尾

紅葉というと、木が注目されがちだけど、 草だってなかなかのものだ。 とらの尾の紅葉。 花が終わった後の、種の姿もいいし、なにより葉の色がうつくしい。 思い切り曲がってひねた一本を生ける。 花 とらの尾 野ばらの実 器 厚...

自在なうつわ。

いっこうに涼しくならないものの、 花は着々と秋を深めているもよう。 沢白菊に、西洋かまつか。 どちらも、すんなりと縦に伸びる方向性の花なので、 細口の花入とか、筒状の掛花なんかが合う。 入れかけて、いやいや、こっちにしよ...

ロッジのスキレット。

ケンショウエンとつきあっているくせに、 また重たい鍋を買ってしまった。 売り場でびびっとくる。 心動かされる鍋は、どういうわけか、鋳物ばかり。 どうやら、鋳物の鍋に、とくべつの愛を感じるたちらしい。 今度のは、ロッジのス...